いま世界で起きているあらゆることがしんどい。ただ黙ってむちむちの可愛い絵をかいている自分に白々しさを覚える。私は半径1メートル圏内みたいな漫画しかかけないんだけど、でもその内側だけで世界が完結しているとは思っていない。全部地続きで、たくさんのひと、たくさんの生活があるなかでそのキャラクターたちがどんなふうに考えてどんなものを食べてどうやって洗濯物を処理するのかみたいなことに思いを馳せるのが好き。
正月に会った親族は平然と移民への差別を語るしトランプや立花に期待を寄せていた。悲しくてどうしたらいいか分からなかった。目の前にいるひとにものすごい距離を感じるのに、どこの誰かもわからないひとの痛みが近い。とにかく日々腹が立つ。
本当に、なんでこんなクソみたいなことになってる?私がマックで食べたハンバーガーやアマゾンで取り寄せた本の対価がろくでもないクソの懐に入って、そのお金でクソまき散らしパーティーを催しはじめちゃった?自分がクソじゃないとは思わないけど、それにしたって嫌になるくらい社会と繋がりすぎてて気持ち悪い。